OKAMOCHI TABLE
幅=400mm
奥行き=390mm
高さ=430mm
「人とのつながりを大切にしたい」という思いを込めてつくられた作品です。
お茶請け、おつまみ、そして"OKAMOCHI TABLE"を片手にお隣さんとおしゃべり、そんな長閑(のどか)な光景をイメージしてデザインされました。
このテーブルには可動する持ち手が付いています。上にスライドさせて出すことで、出前の「おかもち」のような格好で持ち運ぶことができます。そして、テーブルとして使うときは持ち手を下に落とせばテーブル面がフラットになり、食器などが置きやすくなります。このOKAMOCHI TABLEはニューヨーク在住の世界的なデザイナー、アイシェ・バーセルさんの発案によるもので、2012年7月に開催された「石巻デザインウィークエンド」のワークショップでつくり出されたものです。持ち手を収納できるという画期的なアイディアは、石巻工業高校3年生の只野雄太君によるもの。2人の合作による世界でもまれなテーブル、ぜひお手元に置いて活用してください。
デザイン:アイシェ・バーセル Ayse Birsel
トルコ出身、1981年から1985年まで、首都アンカラのMiddle Eastern Technical University でインダストリアルデザインを学ぶ。フルブライト奨学金を得て、ニューヨークのPratt Institute に進み修士号を取得。在学中、実用的な観点からのデザイン─問題・ソリューション・フォルムの抽出とその本質の集約を学び、問題解決に向けた新しいかたちのソリューションを集約させることがデザインの基礎となっている。1996年には、TOTO株式会社のウォシュレットのデザインが、I.D.誌の賞を受賞。1997年から、ハーマンミラーのリゾルブのデザインを行う。
只野 雄太 Yuta Tadano
2011年当時、石巻工業高校3年生だった只野氏は震災後石巻工房によるワークショップ、ベンチ作りに参加。スツールを自由に作るワークショップでデザインの才能を見いだされ今回アイシェのパートナーとして抜擢。
OKAMOCHI TABLE の重要なデティールであるハンドルのアイデアは只野氏によるもの。